2013年02月15日

NATのドキドキ☆バレンタイン

そーいえば昨日はバレンタインでした。
一応バレンタイン企画で何か書きたいとは思っていたのですが、ネタが固まらず書き始めたのは日付が変わるころ位。
・・・約40分で書き上げたオレ、すごい。

じゃなくて。

思いっきり短いです。
そしてVPバレンタイン企画の悪夢再来です。
惚れたとか恋愛感情がどうのとかは全く語られていません。
全てはオメガ11がぶち壊してくれたwww
オメガ11が来なければ、もうちょっと甘々な話になったのに・・・

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2013/02/15 UP
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NATのドキドキ☆バレンタイン

 ノースポイント近郊に浮かぶ空母スタグナントスラブの食堂。
 その厨房で、NATは何かを作っていた。
「んー、NATじゃないか、ここで何やってんだ?」
 コーヒーでも飲みに来たのか、オメガ11がカウンター越しに声をかけてくる。
「ん?うん、まあね‥‥」
 言葉を濁しつつNATが応えた。
「お前でも料理するんだなあ‥‥」
「なに、オレが料理できないと言いたいわけ?」
 そう言ってむくれてみせる彼女にオメガ11はいや、と笑って見せた。
「多少は女らしいところもあるって分かっただけでも大収穫だ」
 それだけを言い、彼はひらひらと手を振って見せた。
「もうすぐバレンタインだもんな、期待してるぞ」
「‥‥いや、オメガ11の分は考えてないんだけど」
 NATがそう応えた瞬間、オメガ11が派手に転んだ。
「な‥‥なん‥‥だと‥‥?」
 起き上がりながら振り返ると、複雑そうな面持ちでNATが見てくる。
「いつもモビウス1の世話になってるからお礼にと思って作ってるだけだし」
「‥‥くそう、モビウス1め‥‥」
 オメガ11が悔しそうに呟くところを見ると、NATのプレゼントを期待していたらしい。
 ため息を一つつき、NATは仕方ないなあ、と応えた。
「そんなにも欲しいならオメガ11の分も作っておくよ。余裕があればだけど」
「本当か?」
 うん、とNATが頷いた。
「だけど、期待しないほうがいいよ。一応料理はできるけど他の人に食べてもらうのって初めてだから」
 いや、構わんと嬉しそうなオメガ11。
 かなり浮かれた様子でコーヒーを購入し、席に着く。
 その様子を見て、NATは再びため息をついた。

 2005年2月14日。
 半ば日課となったノースポイント近郊の哨戒任務を終え、帰還したモビウス1の部屋にNATが訪れた。
「どうした、NAT」
 ゆっくり饅頭の髪を櫛で梳かしながらモビウス1が不思議そうな顔をした。
「い、いやあ‥‥ほら、今日ってバレンタインデーだからさ‥‥いつもモビウス1には助けられてるし、お礼にと思ってクッキー作ってきた」
 緊張しているのか、妙に改まった様子の彼女に、モビウス1はゆっくり饅頭を机の上に置いて立ち上がり、ドアに向かった。
「‥‥はい、」
 モビウス1に、小さな袋が手渡される。
「クッキー、だと?」
「うん」
 心もち赤い顔をしているNATの頭に、モビウス1は手を置いた。
 そのまま、くしゃくしゃと頭を撫でる。
「も、モビウス1‥‥?」
「ありがとうよ、まさかお前がそんなことしてくれるとは思っていなかった」
 そう言い、彼女の前で袋の封を開ける。
 中から1枚のクッキーを取出し、表裏を眺めてから口に入れる―――その時。
「おのれNATおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
 艦内全体に響いたのではないか、というくらいの絶叫を上げ、オメガ11が廊下を全力疾走してきた。
「むぐ?」
 もぐもぐとクッキーをかじるモビウス1。
 NATの前で、オメガ11は立ち止まった。
「お前あのクッキーに何入れた!」
 肩で息をしているところを見ると、オメガ11はNATを探して艦内を全力疾走していたらしい。
 その目は真っ赤に晴れ上がり、潤んでいる。
 何って‥‥とNATが応えた。
「チリペッパーとハバネロの粉末を入れたスパイスクッキーだけど」
「普通クッキーにそんなものは入れん!」
 くそう、涙が止まらん、とオメガ11が涙をぬぐう。
「スパイスクッキー?」
「ああ、モビウス1のは大丈夫、普通のチョコクッキーだから」
 オメガ11の分だけだよ、とNATはにやりと笑ってみせた。
「あのなNAT‥‥あれを食ったのが俺だけだと思うなよ‥‥」
 ブリーフィングルームに来たら分かる、とオメガ11。
「まさか‥‥」
 オメガ11の言葉に、NATは少々青ざめた。
「あれ配ったの?!」
「お前が作ったクッキーなら食いたい、ってみんな言ってたからな‥‥」
「‥‥ちょ、モビウス1、それ食べてる場合じゃない、ブリーフィングルームに‥‥」
 オメガ11の心配はせずに、NATはモビウス1の腕をつかんだ。
 モビウス1も、彼女に続いて走り出す。
「お、おい俺の心配は‥‥」
「水でも飲んでて!」
 それだけ言い残し、二人はブリーフィングルームに飛び込んだ。
 そこで目にしたものは、NATが作ったスパイスクッキーを食べて悶絶する艦長、司令官以下10数名のクルーたちだった‥‥

 それ以来、NATが厨房に入ることはきつく禁止されたということは言うまでもない。

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まあこうなるわな。
バレンタインのプレゼントをねだったオメガ11が悪い。
余談までに、NATはスカイアイにも(普通の)クッキー送ってたらいいなと個人的に希望。
posted by 日向 夏樹 at 00:47| Comment(0) | AC04二次単発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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