2013年06月02日

触らぬNATに祟りなし

暫く前からあいほんでもちもち書いていた単発ネタが完成。
「試練の洞窟」用のSS書けよって話なんですが。
んでもって…

またセクハラ話です(R-18ではない…と思う)
下ネタが苦手な方は回れ右をお願いします。

時期としては04M2直後です。
まだそこまで二人の距離が近くない頃ですねー

しかしモビウス1、何回確認すば気が済むんだ(ささやかな〜でも気にしてたんで)

////////////////////

2013/06/02 UP

////////////////////
   
触らぬNATに祟りなし

モビウス1とNATが組んで約半月が経過した。
リグリー飛行場に集結したエルジアの爆撃機を破壊するためにモビウス1をはじめとした実行部隊が空に上がる。
「あーやだやだ、なにが楽しくて対地やんなきゃいけないんだか」
後席でレーダーを確認しながらNATがぼやく。
「ぼやくな、今リグリーを叩かなければ大陸は完全にエルジアのものになる」
そう言い、モビウス1は前方に見えてきたリグリー飛行場を見た。
エルジアは完全にISAFをなめきっている。
爆撃機を集めたために必要最低限の護衛機しか飛行場に待機していないという情報も入っている。
ということは対空設備にさえ注意すれば比較的楽な任務になるはず。
そう自分に言い聞かせ、モビウス1は爆撃機の一つに狙いを定めた。

帰還後。
シャワーを浴び、スッキリしたモビウス1は食堂に向かう途中でNATの姿を見つけた。
「おう、」
そう、声を掛けるとNATが振り返って彼を見る。
「ああ、モビウス1か」
彼女もシャワー後なのだろう、髪がしっとり濡れている。
「ドライヤー使ってないのか?濡れてるぞ」
「ああこれ、オレ、ドライヤーニガテなんだよね」
濡れた髪を片手で掻き上げ、彼女はモビウス1を見た。
「乾かさないとあまり良くないとか聞いたんだが」
そう言うとNATが唸る。
「オレ、ねえ…」
そんなこと別にいいじゃん、といった様子で彼女は踵を返した。
その様子に、モビウス1は前から気になっていたことを聞くことにした。
「おいNAT」
何、とNATがモビウス1を見る。
「どうかした?」
「いやな、お前ってほんと性別不明だよなって」
「……」
モビウス1の言葉にNATが沈黙する。
「前に言ったよね、女だって」
「その外見でその言動じゃ女に思えん」
そう言われ、NATがむー、と抗議した。
「モビウス1がオレの性別にこだわる人だったとは思わなかったよ。別にどうでもいいじゃん」
彼女としてはあまり触れられたく無い話題だったのか。
だが、それには御構い無しにモビウス1は彼女に迫った。
怪訝そうな顔をするNAT。
半ば強引にモビウス1は彼女を壁際に追い詰めた。
「ちょ、モビウス1…」
モビウス1の手が伸びる。
彼の手がNATの胸に当たった。
そのまま数秒弄る。
「モビウス1!」
「本当に女か?胸が…」
触り心地が完全に女のそれではなかった。
片手で彼女の肩を掴んで壁に押し付け、もう片方の手を股間に伸ばした。
「それはダメ!」
モビウス1が何を企んでいるのかを察し、NATが振りほどこうとする。
しかし体格差と腕力の差には勝てなかった。
モビウス1の手が彼女の股間に触れる。
そのまま、彼は彼女の股間を弄った。
「……」
NATが何か言ったが頭に入らない。
沈黙。というより絶句。
胸がなかった分、あるのではと思った感触がなかった。
それが信じられなくて思わず二度確認する。
「モビウス1!!」
漸くNATの言葉が耳に入り、モビウス1は手を離した。
『……』
暫しの気まずい沈黙。
無表情のまま、NATがモビウス1を見上げた。
その次の瞬間。
下腹部に衝撃がはしり、モビウス1はその場にくずおれた。
「……!!!!」
あまりの痛みに悶絶する。
NATの膝が股間にクリーンヒットしたのだと認識するまでに時間がかかる。
「なに考えてんの!!」
NATの罵声が遠くで聞こえる。
「オレは女だって前に言ったよね!なんで信じないの!」
モビウス1が何か返そうとするが言葉にならない。
あまりにも苦しくてただ悶絶するしかなかった。
「ったく……」
仁王立ちしたNATが悪魔に見える。
「見損なったよ、モビウス1!」
そうNATが言い放ったとき、廊下の角からひょっこりとオメガ11が顔を出した。
「なんだ、騒がしいと思ったらお前らか」
そう言いつつ状況を確認する。
「……で、」
オメガ11がモビウス1を見る。
それからNATを見て納得する。
モビウス1が何かやらかしたのだと。
「何された?」
「……セクハラされた」
その言葉にオメガ11は彼女の頭に手を置いた。
「気持ちは分かるが金的はやり過ぎだ。あれは男にしか分からんがな」
そう言ってモビウス1のそばに立ち、彼を立ち上がらせる。
ヨロヨロと立ち上がった彼の腰を叩き、なだめる。
「……男って、ほんとバカ」
そう言い捨て、NATが立ち去る。
その姿を見送ってオメガ11がため息をついた。
「なんでそんなことしたんだ?」
「……あいつが本当に女なのか気になってな……」
弱々しい声でモビウス1が答える。
バカかお前とオメガ11が呟いた。
まさかそんなくだらない理由でセクハラを働くとは思っていなかった。
モビウス1は怒るかもしれないが仲間の性別なんてあまり関係無いんじゃないか、とさえ思う。
「とにかく、あとで謝っておけよ」
そう言うとモビウス1が弱々しく頷く。
それを確認し、オメガ11は踵を返し、歩き出した。
この一連の出来事を拡散してやろうと企みながら。

数日後。
土下座する勢いでNATに謝って許してもらったモビウス1が通路を歩いていた。
そんな彼と数人の仲間がすれ違う。
……と、思ったら仲間が彼の前で立ち止まった。
「おう、モビウス1、」
一人がニヤニヤしながら声をかけて来る。
「あ?ああなんだ?」
不審に思ったモビウス1が首を傾げる。
「お前、NATの裸見たんだってな」
「……はぁ?」
モビウス1の声が一拍遅れる。
「な、何を……」
「お前も意外にやるときはやるんだなぁ……」
「お嫁に貰わないとな」
そう囃し立てる声がなぜか遠い。
少し某然としていたモビウス1が我に返る。
「べ、別に裸を見た訳じゃない!」
誰だそんなことを言ったのは、と叫ぶと仲間が互いに顔を見合わせた。
「誰、って、艦の中この噂で持ちきりだぜ?」
「そうそう、知らないのはお前だけじゃないか?」
NATの体を触っただけでなんという仕打ちだ。
モビウス1が違う、と否定する。
「裸は見てない!」
「……てことは何かあったのか?」
「……あ、」
確実に自爆した。
いや、その……と言葉を濁す。
「なにもなかったわけじゃないが……少なくとも裸は見ていない」
モビウス1がしどろもどろにそう答えると仲間たちは顔を見合わせ、それから彼の肩をポン、と叩いた。
「頑張れよ、モビウス1」
「いやだから誤解だ!」
しかしそれが簡単に通用する訳がない。
仲間たちがニヤニヤしたまま手を振って歩きだす。
それを半ば呆然と見送ったモビウス1は壁にもたれかかった。
穴があったら入れた……もとい、入りたい。
NATの性別を確認しただけでなんという仕打ちだ。
拡散したのは誰だ、NATかはたまた目撃者のオメガ11か。
可能性が高いのはオメガ11。
次の出撃で絶対フレンドリーファイアして撃墜してやる、と固く誓い、彼はトボトボと歩き出した。
とりあえず今流れているこの噂の火消しを行わねば、と考えながら。

////////////////////

結局オメガ11はモビウス1に祖国られたんでしょうね。
そしてスカイアイに怒られる、と。
というか、モビウスもおにゃのこの股間まさぐっちゃいかんだろ。
蹴られただけで済んで良かったと思わなければ。
posted by 日向 夏樹 at 15:07| Comment(0) | AC04二次単発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。