2014年06月25日

嵐呼ぶじゃじゃ馬

なんか「ソラノカケラ」単発SSが色々と完成していまして。
UPしなければ状態です。

今回は「嵐呼ぶじゃじゃ馬」ですが・・・

R-18とまでは行きませんが下ネタです(またか)
かなり下世話です。
ていうかNATがゲスいです。多分。

・・・ごめん、超ごめん・・・

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2014/06/25 UP

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  嵐呼ぶじゃじゃ馬

 大陸戦争が始まってどれほどの時間が経過しただろうか。
 ノースポイント防衛戦の勝利から快進撃を続けるISAF、その中心は118戦術航空隊メビウス(通称メビウス中隊)にあった。
 その、メビウス中隊(中隊と言いながら実はメビウス1単機である)が所属する空母スタグナントスラブでその事件は発生した。

 一人の男性隊員が鼻歌を歌いながら廊下を歩いている。
 そんな彼の視界に、一人の隊員の姿が映った。
 緑髪というかなり珍しい髪色、男性にしては小柄だが女性だとすればやや長身に入るだろうか。
 彼は、その隊員を知っていた。
 今ISAFを逆転劇に導こうとしているメビウス中隊、そのメビウス1が搭乗するF-4E後席、TACネーム「NAT」だった。
 外見はかなりボーイッシュだが、性別はというと女性だということを彼は以前起こった騒ぎ(「触らぬNATに祟りなし」)で知っていた。
 相方のメビウス1、通称「モビウス1」がNATの性別を知っていながらどうしても信じられずに胸を揉んだ挙句股間をまさぐった、という事件は同じくスタグナントスラブの乗員で出撃するたび撃墜されるオメガ11によって拡散され、隊員のほぼ全てが知ることとなった。
 それが尾ひれはひれつきモビウス1がNATの裸を見たとか実は恋仲で既に交渉済みだとかそんな下世話な噂まで流れていた。
 それは最終的にモビウス1とNATの消火活動で鎮静化したが、それでもこの二人は何かある。
 特にNATは悪戯好きで被害にあった隊員は数知れず。
 それでも嫌われずに愛されているのはそのさっぱりとした竹を割ったような性格だからか。
 NATが、彼に気付いたか急に足を速めて彼に寄ってくる。
 これは何かあるな、と少し警戒していたら。
「あー、なんだレイピア2か。ちょうどいいや、ちょっとオレの話に付き合ってよ」
 いきなりそんなことを言われた。
「・・・別に嫌という理由はないが、なんだ?」
 そう、彼―――レイピア2が尋ねると、NATが両手の平を彼に向ける。
「えっとね・・・まず、右手の中指を内側に折って手のひらに当ててみて」
 そう言いながら、NATが見本を見せる。
「・・・お、おう」
 彼女の指示通りに中指を曲げてみせると、彼女は興味深そうにそれを眺め、それから「手を開いていいよ」と返してくる。
「ふーん・・・結構届くものなんだ」
「?」
 言葉の意味を計れず、レイピア2が首をかしげる。
「うん、ちょっと気になってね。じゃあ次は両手の人差し指と中指揃えて束になるように合わせてみて」
「・・・は?」
 ますます分からなくなり、レイピア2は首を逆方向に傾げた。
「いいからやってみてってば」
 詳しくは教えるつもりがないらしい。
 首を傾げつつも、彼はNATの指示通りに指を合わせた。
「おー・・・なるほどなるほど」
 彼の手をまじまじと見つめ、NATが頷いた。
「うん、ありがと。参考になったよ」
「参考になった、って何がだ」
 何を知りたかったのか、教えろよと迫るとNATはまあ、ちょっと、と言葉を濁した。
「オトコの手って結構観察のし甲斐があるからね。ありがと」
 それだけを言い残し、彼女は立ち去った。
 呆然と見送るレイピア2。
 その後、他の隊員にNATの話をすると、全員が「俺もやらされた」と返ってきたのだった。

 数日後。
 スタグナントスラブの廊下を食堂に向かって歩きながら、モビウス1は機嫌よく鼻歌を歌っていた。
 ちょっと小腹が空いた、何か食べておくかと考えながら歩いていると、食堂の前の掲示板に人だかりができているのが見えた。
 なんだ、何か貼りだしているのか?と歩み寄ってみると。
「マジかよ・・・」
「一体、誰が」
 そんな声がざわざわと聞こえてくる。
「おい、どうしたんだ?」
 そう尋ねながら人だかりをかきわけ、掲示板の前に立つモビウス1。
 その、掲示板に貼られた1枚の紙を見た瞬間、彼も絶叫した。
「なん、じゃこりゃああああああああ!!!!」
 掲示板に貼られていたのは「スタグナントスラブ乗員のイチモツサイズランキング」だった。
 サイズは推定、とあったが、実際に計った者もいたらしくこれ、かなり信憑性あるぞという声も聞こえてくる。
「・・・っつーか、1位はダントツでオメガ11かよ・・・」
「いや、そうじゃなくて誰だよこんなもの作ったの」
 いくらなんでもこれはひど過ぎである。
 ランクが下の方の隊員に至っては「お婿に行けない・・・」などとほざいている。
 一体、誰が。
 折しも海は嵐の気配が近づいていた。
 空母という密室で、犯人探しが始まろうとしている。
 が。
「モビウス、お前太さは結構下の方だが長さはベスト4入りしてるよな」
 そんなどうでもいい指摘を受け、モビウス1はなんとなくこれを作った犯人が分かったような気がした。
 それを悟られないように、そっとその場を立ち去る。
 角を曲がってから、彼はダッシュした。
 目指す場所は一つ。
 NATの居室だった。

「おのれNATおおおおおおお!!!!」
 そんな絶叫をあげながら、モビウス1がNATの部屋のドアを叩く。
「何だよモビウス、うるさいなあ」
 昼寝でもしていたのか、眠たそうな顔でNATがドアを開ける。
「お前だろランキング掲載したのは!!!!」
 お前しか考えられん、と宣言すると、彼女はえー、と声を上げた。
「証拠あんの?」
「以前、お前は俺たちによく分からん事させただろ!もしかして、あれはサイズの目安を知るための行動だったのだろ!」
「・・・げ、」
 なんで、なんでそんなに早く気付くの、とNATが嫌そうな顔をする。
「男全員にやらせていたら分かるわ!ただ知るだけならまだしもランキングにする必要あるのか!」
「えー、面白いじゃん」
 そういう問題ではない。
 男の尊厳にかかわってくる問題である。
 なんてことをやってくれた、と責めると、NATが少ししょんぼりした。
「・・・ほら、みんなピリピリしてるからさ、ちょっと和ませようと・・・」
「・・・・・・」
 NATの言葉に、一瞬黙る。
 それから、モビウス1はふっ、と笑った。
「・・・やり過ぎだ、NAT」
「・・・ごめん」
 分かればよろしい、とモビウス1は言い、それからNATの頭をポンポンと叩いた。
「あれ、撤去しとけよ」
「・・・うん」
 その返事を聞き、モビウス1は立ち去った。
「モビウス・・・」
 モビウス1の後姿を見送りながら、NATが呟く。
「モビウス1のなら・・・オレ、受け入れてもいいよ・・・」
 そんなことを彼女が呟いていたとはモビウス1は知らない。
 その後すぐにランキング表は撤去された。
 だが、暫くはオメガ11を見る隊員の眼が少し違っていたのは言うまでもないだろう。

―――Fin.


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イチモツのサイズ測定方法に関してはフランス書院のツイートより。
つーか、やっぱオメガはデカいと思うんだ。

以前相方とサイズについて話してて、オメガは太短い、モビウスは細長い、とかいう話になったんですけどそしたら「誰が皮かむりなんだい?」と・・・

・・・そりゃーそれはまさかのスカイアイでしょ(スカイアイごめん・・・)

とまあそんな感じでした。
最終的にはオメガはマグナムってことになってますが。

ちなみにえすこんINFのオメガのωは多分リーパーちゃんにかなり叩きのめされていると思うのです。

深夜テンションで御免なさい。
posted by 日向 夏樹 at 00:40| Comment(0) | AC04二次単発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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