2014年07月19日

閉ざされた絶望 9(R-18:腐向け表現あり)

空戦再び回。
なんですが・・・うん・・・
オメガ11がイジェークトしているのはいいんだ。
そのあとなんだ・・・

しかしえすこんINFのデスマッチが楽しい。
6分間に7回墜ちるがな!

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2014/07/19 UP

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 空母スタグナントスラブはあと数日でノースポイントに到着する、というところまで撤退していた。
 だがそれでもエルジアの戦闘機は執拗に追いかけてくる。
 またもスクランブルがかかり、モビウスはF-4Eに乗り込んだ。
 後席は、いない。
 撤退中で補充要員がいなかったこと、だが1機でも多く迎撃に向かってもらいたかった、というところからモビウスは一人でF-4Eに乗って出撃することになった。
 ナイトメアなき今、恐れるものは何もない。
 死ですら、怖くなかった。
 恐怖を、完全に支配していた。
 空に上がり、メビウス隊の3機が編隊を組む。
《各機、交戦を許可する》
《メビウス1、エンゲージ》
《メビウス2、エンゲージ》
 メビウス1とエーヴィヒカイトの声が届き、モビウスもコールする。
「メビウス3、エンゲージ」
 それぞれのコールの後、3機が散開する。
 戦闘が始まり、一進一退の攻防が続く。
 モビウスも、後席のサポートなしという不利な状況で敵を1機ずつ確実に仕留めていった。
 しかし常にこちらが優位に立つとは限らない。
 何度かミサイルアラートが響き渡り、その度に機体を切り返して対処する。
 それに対し、エルジアは増援を送っていた。
 管制から新たな機影が増えた旨のアナウンスが流れる。
 その数十秒後、再び管制からアナウンスが流れた。
《増援のミサイルはかなり高性能だ!なんとかして振り切れ!》
 その直後、モビウスの視界の隅で味方が撃墜されたのが見える。
《オメガ11が喰われた!》
 その無線に、改めて確認すると遠くでパラシュートが開いたのが見えた。
 それを確認し、増援を撃墜するために機体を旋回させる。
 と、突然ミサイルアラートが鳴り響いた。
 増援からの高性能ミサイル。
 機体を切り返しても、正確に追尾してくる。
 HUDに表示されたミサイルの方向を指示するマーカーが正確に6時方向(真後ろ)を差す。
 それに気を取られた瞬間、0時方向(正面)にもマーカーが現れる。
 挟み撃ちの状態。
 時間にしてほんの一瞬だったが、モビウスは硬直した。
 どうする。どう回避する。
 その瞬間に背筋を冷たいものがはしった。
 恐怖だ。
 支配していたと思った恐怖が、モビウスを呑む。
 撃墜される、そう、覚悟するしかなかった。
《モビウス!》
 突然、エーヴィヒカイトの声が聞こえた。
 直後、モビウス機の目の前に何かが飛来、爆発する。
 何かが飛来、ではない。これは―――
「エーヴィヒカイト!」
 思わず、モビウスが叫んだ。
 目の前に飛来したのはメビウス2。
 モビウスを庇うように、前方からのミサイルを受け止めていた。
 爆発の瞬間、咄嗟に操縦桿を倒し、メビウス2の機体をかわしたのが功を奏したのか、後ろからのミサイルも振り切れていた。
 しかし―――
「メビウス2―――エーヴィヒカイトは!脱出したのか!?」
 墜ちていく機体の残骸とその場に残る黒煙を見て、モビウスが叫ぶ。
 エーヴィヒカイトは、機体を捨てて彼を救ったのか。
 いや―――
 モビウスははっきりと見ていた。
 ミサイルが、コクピットを貫いたところを。
 それが、信じられなくて、認めたくなくて、叫んでいた。
《落ち着けメビウス3、メビウス2‥‥エーヴィヒカイトは‥‥》
 メビウス1の声が響くが、すぐにノイズが入り通信が途切れる。
「メビウス1!メビウス1、応答しろ!」
 信じられない。
 メビウス1も、撃墜されるなど。
 管制が、落ち着け、とモビウスを抑える。
《今は自分が生き残ることだけを考えろ!メビウス1とメビウス2のことは、今は後回しだ!》
 その言葉に、モビウスが吼える。
 それから、何をどうしたのかは全く覚えていない。
 気が付けば彼はスタグナントスラブに着艦していた。
「‥‥」
 そこに、メビウス1、メビウス2の機体はない。
 その現実が、モビウスの胸を締め付ける。
「‥‥エーヴィヒカイト‥‥」
 モビウスの頬を涙が伝う。
「何故‥‥俺を庇った‥‥」
 コクピットにミサイルが直撃した、ということは脱出することはおろか、遺体もきれいな状態で残っているはずがない。ミサイルと機体の爆発で粉々に吹き飛んだはずだ。
 最後のお別れも言えないのか、という現実だけが突き付けられる。
「死亡フラグを回収しやがって‥‥」
 この戦争が終わったら俺と結婚するんじゃなかったのか。
 それなのに、戦争が終わる前に先に逝くとは。
「‥‥俺は‥‥お前を、拒絶してしまった‥‥」
 あの時、抱いておくべきだったのだ。
 彼女を傷つけるか傷つけないのかは本人が決めることだ。
 それなのに傷つけると思って、拒絶してしまった。
 その拒絶が、彼女の名の通り永遠となってしまった。
 今更、彼女に恋心を抱いていたのだ、という思いはなかった。
 それでも、罪悪感だけは残る。
 同時に、トラウマも。
 なかなか機体から降りてこないモビウスにクルーが心配してコクピットに上がってくる。
 そこで咽び泣く彼を見て、今はそっとしたほうがいい、と降りていった。

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死亡フラグ回収回。
カイトさんとメビ1・・・(;つД`)

モビウスがNATとやるまで童貞だったのはきっとこれが原因だ。

HUDのミサイルマーカーはINFより。
まあ、近代化改修されてるしデータリンクか何かでミサイルの方向も分かるようになっているだろう、という設定です。そういう設定なんです。
実際のHUDでマーカーが出るかどうかなんて知りません。

それだけ。

つーか、機体によってHUD表示も変わればよかったのに<INF
posted by 日向 夏樹 at 00:49| Comment(0) | 閉ざされた絶望(AC04二次:R-18) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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